★磐田郡三十三ヶ所観音霊場

札所数 33(番号付き札所:33  客番・番外札所:0)
別称  
関連霊場 豊田郡三十三観音霊場
公式情報・事務局  
御開帳情報  
開創年・開創者 大正8(1919)年8月
縁起・由緒・開創経緯  
備考

・磐田郡、現在の磐田市と袋井市の禅寺で構成された観音霊場。

・前身である豊田郡観音霊場が廃れたため、再選定されて誕生した霊場になる。

・再選定とは言うものの、札所構成はガラリと変わったので、ほぼ別の霊場と言っても良い。

・行程20里と26丁とのことで、およそ82kmといったところ。

・結願まで、3日ほどかかったようだ。

情報掲載日・更新日 公開:2022年11月02日  更新:2022年11月02日

 

札番 山・院・寺号 御本尊・霊場御本尊 宗派 住所 備考
1番 円通山 観音寺 聖観世音菩薩 曹洞宗 磐田市福田688 遠州33観音、1姫29地蔵
2番 宝蔵山 十輪寺   曹洞宗 磐田市上大之郷606  
3番 拈華山 正眼院 千手観世音菩薩 曹洞宗 磐田市小島738 豊田郡33観音
4番 天龍山 聖寿寺 阿弥陀如来 曹洞宗 磐田市岡330  
5番 大宝山 守増寺   曹洞宗 磐田市豊岡2648  
6番 福聚山 願成寺   曹洞宗 磐田市平間431  
7番 八王山 定光寺 阿弥陀如来・十一面観世音菩薩 曹洞宗 磐田市前野1773  
8番 龍池山 連福寺 釈迦牟尼仏 臨済宗妙心寺派 磐田市二之宮1262  
9番 東光山 正医寺 薬師如来・如意輪観世音菩薩 曹洞宗 磐田市下万能1162 遠州33観音
10番 瑞雲山 妙法寺 薬師如来 曹洞宗 磐田市池田743  
11番 久松山 大円寺   曹洞宗 磐田市加茂123  
12番 岩田山 増参寺   曹洞宗 磐田市匂坂中586  
13番 円通山 慈眼寺   臨済宗妙心寺派 磐田市上神増99  
14番 東谷山 栄林寺 釈迦牟尼仏 曹洞宗 浜松市天竜区二俣町二俣116 遠江49薬師
15番 神谷山 天龍院   曹洞宗 磐田市上野部353  
16番 龍寿山 永安寺   臨済宗妙心寺派 磐田市敷地1035  
17番 虎峰山 龍源院 高王白衣観世音菩薩 曹洞宗 袋井市山田75 山田薬師、遠江49薬師
18番 高林山 積雲院 聖観世音菩薩 曹洞宗 袋井市友永648  
19番 鷲渓山 新豊院   曹洞宗 磐田市向笠竹之内14 新豊院山古墳
20番 臥龍山 雲江院   曹洞宗 袋井市小山1602  
21番 広福山 全海寺   曹洞宗 磐田市西島452  
22番 珠玉山 宣光寺 地蔵菩薩・十一面観世音菩薩 曹洞宗 磐田市見付1340 遠州33観音
23番 風祭山 福王寺 聖観世音菩薩 曹洞宗 磐田市城之崎4丁目2722 遠州33観音、遠江49薬師
24番 今浦山 永福寺 阿弥陀如来・十一面観世音菩薩 曹洞宗 磐田市西貝塚1519 遠州33観音
25番 護国山 全久院 虚空蔵菩薩 曹洞宗 磐田市鎌田2546 遠江49薬師
26番 八幡山 永源寺     (袋井市浅岡) 廃寺、29番へ移動
27番 万古山 円明寺   曹洞宗 袋井市浅羽1649  
28番 智光山 常楽寺   曹洞宗 袋井市豊住367  
29番 梅田山 常林寺   曹洞宗 袋井市梅山132  
30番 海蔵山 大福寺   曹洞宗 袋井市大野3652  
31番 龍富山 松秀寺 地蔵菩薩・聖観世音菩薩 曹洞宗 袋井市富里453 遠州33観音、遠江49薬師
32番 円福山 慶昌寺   曹洞宗 磐田市福田1834  
33番 老松山 宗次寺   曹洞宗 磐田市南島268  

 

札番 御詠歌
門出の歌 今よりは 有為の火宅を 門出して 無為の旅路に 入るぞ嬉しく
1番 福島や 磯打つ波の 音高く 深き弘誓の 海と知るらん
2番 一度も 参る心は 十輪寺 大悲の花や 今に咲くらん
3番 心だに 正しき道を 踏み行けば 慈悲の眼に 漏るることなし
4番 身の仇を ほどけて岡の 聖寺 誰が手でゑりし 慈悲の御姿
5番 波の音 河の流れを 聞くままに 慈悲の誓ひや 守り増すらん
6番 常々に 慈悲の光りを いただきて 真の願ひ ここに成る寺
7番 十一つ 御顔の光り 輝きて 花の台に 慈悲ぞ満つらん
8番 彼の岸へ 渡らせ給ふ 誓ひなり 玉の泉の 照らす光を
9番 世を照らす 慈悲の光りを 万代に いつも変わらで よくも導く
10番 たへだへに 法の教へに 従いて 慈悲の誓ひに すめる身なれば
11番 よく閼伽を 洗ひて誓へ 用水の 流れも清き 加茂の御寺に
12番 父母の 恵みも深き 増参寺 大慈大悲の 誓ひたのもし
13番 心だに いとも広瀬に もちなほし 慈悲の流れを 渡る身なれば
14番 万世に 照りこそ渡れ 阿弥陀仏 天の中川 堤守りて
15番 天龍の 水の流れも 荒けくて 神田の里や 慈悲のせもある
16番 からむとも 参る心は ひと筋に 花を敷地の 台なりけり
17番 山田川 法の清水の 底澄みて 濁れる世にも 慈悲ぞ宿らん
18番 春は花 秋は紅葉に 慈悲の月 眺め尽きせじ 友永の里
19番 鷲の谷 棚引く雲の 絶へ間より さやけき月の 慈悲ぞもるらん
20番 雲晴れて 慈悲の光りと 諸共に 今井の川に 浮かぶ月影
21番 心だに 光りさやけき 秋の月 広福山に 慈悲ぞ輝く
22番 愚かなく 心の玉を 磨きなば いつか大悲の 菩提とぞなる
23番 霞晴れ 緑の空も のどけくて 花や木の里 慈悲の春風
24番 ただ頼め 今浦山の 草も木も とうの誓ひの あらん限りは
25番 憐れみや あまねき門に 品々の なにおかなみの ここに清水
26番 八幡山 大悲の光 隈なくて あまねく照らす 万世までも
27番 暗きより 法の道芝 踏みそめて まどかに明くる 東雲の寺
28番 なにし負ふ 常に楽しむ 寺なれば 大師の誓い あらたなりけり
29番 梅の花 常に馨るや 林寺 旅の衣に 慈悲ぞ匂はん
30番 波の音 松の響きも みなながら 法の教へと 慈悲の春風
31番 松の葉の 露に宿れる 月影も さながら慈悲の 光りなるらん
32番 まどかなる 慈悲の光りも いたづらに 罪ある身こそ なおも照らさん
33番

常葉なる みさほの色や 千歳まで 慈悲の光りに 松の月影

暗き世も あまねく照らす 誓ひなれ 千代に八千代の 慈悲の灯火

遥々と 歩みをここに 南島 門出の願ひ 今ぞ納めん