★湯沢内蔵組三十四ヶ所観音霊場

札所数 34(番号付き札所:34  客番・番外札所:0)
別称  
関連霊場  
公式情報・事務局  
御開帳情報  
開創年・開創者 安永丙申5(1776)年正月、大東周節和尚の撰
縁起・由緒・開創経緯  
備考

・新潟県湯沢町の観音霊場。

・札所選出者の大東周節和尚とは、10番宝珠庵の第二十七世の人物。

・廃寺、現状不明など、霊場として現在は活動していない。

情報掲載日・更新日 公開:2023年06月24日  更新:2024年01月06日

 

札番 山・院・寺号 御本尊・霊場御本尊 宗派 住所 備考
1番 熊野神社(熊野堂) 阿弥陀如来   南魚沼郡湯沢町湯沢3202 熊野三社大権現
2番 樋口堂(観音堂) 薬師如来・聖観世音菩薩   南魚沼郡湯沢町湯沢2250 上田33観音
3番 不動滝 石仏 不動明王   南魚沼郡湯沢町湯沢  
  不動堂 不動明王   南魚沼郡湯沢町湯沢367 3番の遥拝所
4番 湯元薬師堂 聖観世音菩薩   南魚沼郡湯沢町湯沢923 上田33観音、大峯百番観音
5番 本宿薬師堂 薬師如来   南魚沼郡湯沢町湯沢187  
6番 林堂(観音堂)     南魚沼郡湯沢町湯沢377  
7番 大谷地堂(不動堂) 不動明王   (谷地) 廃堂
8番 辨道庵(弁堂庵)       焼失で廃庵、下記へ
  高橋堂     南魚沼郡湯沢町湯沢4丁目2-5  
9番 阿弥陀堂       廃堂、上記へ
10番 白石山 宝珠庵 聖観世音菩薩 臨済宗円覚寺派 南魚沼郡湯沢町神立291 上田33観音
11番 白石山 宝珠庵 観音堂 聖観世音菩薩 臨済宗円覚寺派 南魚沼郡湯沢町神立291  
12番 財家町 石仏     (宮林330辺) 屋外石仏
13番 小原     (小原) 戸沢川西の山腹
14番 瀧の入 薬師堂     (田中)  
15番 荒谷毘沙門堂 毘沙門天   南魚沼郡湯沢町神立1873  
16番 原の堂(薬師堂) 薬師如来   南魚沼郡湯沢町土樽940  
17番 小坂堂     南魚沼郡湯沢町土樽1305 小坂公民館
18番 瀧の又(阿弥陀堂) 阿弥陀如来   南魚沼郡湯沢町土樽1814 滝之又公民館
19番 下谷後 百番観世音   南魚沼郡湯沢町土樽2503  
20番 熊野川(熊野三社)       廃堂、両山神社(土樽5663)へ
21番 上谷後 観音堂     南魚沼郡湯沢町土樽3029  
22番 方丈山 瑞祥庵 十一面観世音菩薩 曹洞宗 南魚沼郡湯沢町土樽4595 上田33観音
23番 西の堂(古野観音堂)     南魚沼郡湯沢町土樽5120  
24番 下松川     南魚沼郡湯沢町土樽3180 石打三社宮?
25番 上松川 観音堂 千手観世音菩薩   南魚沼郡湯沢町土樽3405  
26番 下土樽 観音堂       廃堂、27番へ
27番 上土樽 毘沙門堂     南魚沼郡湯沢町土樽3980  
28番 平沢 如意輪観世音菩薩   南魚沼郡湯沢町神立2043  
29番 坂本 地蔵堂       廃堂、30番へ
30番 上戸沢 如意輪観世音菩薩   南魚沼郡湯沢町神立2784  
31番 七谷切 観音堂     南魚沼郡湯沢町神立3374  
32番 荒砥 観音堂     南魚沼郡湯沢町神立3688  
33番 芝原 観音堂       廃堂、34番へ
34番 泰宗院   臨済宗円覚寺派 南魚沼郡湯沢町神立4111  

 

札番 御詠歌
1番 難渋なる 音に聞こえし 熊野路や 雲の玉垣 幾代経ぬらん
2番 障りなく 参る心は 観世音 一百番を ここに居ながら
3番 瀧の沢 流れも清き お不動の 大悲の光り 山も輝く
4番 ありがたや 仏のしるし ありければ 参る人には 利生あるべし
5番 末の世を ここに薬師の もと湯沢 朝夕参る 身こそたのもし
6番 八千歳や 柳は長き 林堂 仏の誓ひ 新たなりけり
7番 御法説く 大悲の御声 高岩の 大谷地堂へ 響く川瀬よ
8番 法の道 尋ねて参る 中山の 仏を頼む 身こそやすけれ
9番 天津風 雲の通ひ路 高はしの 弥陀の浄土へ 参る嬉しさ
10番 ありがたや 御法は重き 石白の 寺へ参るは 後の世のため
11番 鈴の音 神に柳は あらたかに 二世安楽と 祈る我が身を
12番 水上は いづくなるらん 魚の川 鐘の響きを 結ぶ波風
13番 補陀落や よそにはあらじ 不動岩 岸打つ波か 松風の音
14番 瀧つ瀬を 尋ねて拝む 薬師堂 さながら瑠璃の 光りなるらむ
15番 尋ね入る 結ぶ清水の 荒谷堂 心の垢を すすがぬはなし
16番 ひたすらに 助け給への 観世音 しめじが原に 迷ふ我が身を
17番 老の身に 苦しきものは 小坂堂 今思ひ知れ 後の世のみち
18番 瀧ならで 嶺の嵐は 松ヶ枝に 結ぶ心は 涼しかりけり
19番 深谷に 願ふ心は 小野塚 羅仏の誓ひ たのもしきかな
20番 山谷を 遥々ここに 熊野洲の 雲も霞も 仏なりけり
21番 遥々と 登りて拝む 上谷後の 朝日はささで 夕日輝く
22番 補陀落や 岸打つ波は 魚野川 方丈山に 響く瀧つ瀬
23番 西方に 導き給へ 観世音 末の棲家は 西とこそ聞け
24番 花を見て 岩の波風 松川の 般若を唱ふ みくたののみや
25番 憐れみや 鐘の響きに 夢さめて なにをか波に ここに松風
26番 野をも過ぎ 山渡りに向かふ 雨の空 荒沢よりも 晴るる夕立
27番 登りつめ 土樽川の 波の音 富士のお山を ここに拝みて
28番 夜もすがら 月はみの端に 輝きて 仏の姿 新たなりけり
29番 急がねど 花の坂本 登り来て 末を遥かに 思ふはかなし
30番 おしなべて 高き卑しき 戸沢砥の 心のさびを 磨かぬはなし
31番 七谷の きくの清水を 尋ね来て 心も誓ひも 深き谷川
32番 造りたて 荒砥にかける 山刀 雲断ち切りて 月や輝く
33番 野をも過ぎ 里をも過ぎて 芝原の 今この堂に しばし仮の世
34番 山風の 千代を調べる その中に 笛のうた口 御法なりけり